研究室には極短パルス光発生用のレーザー装置や超高真空下での表面科学的研究を遂行するのに必要な設備があります。また、世界トップレベルの性能を誇る大型放射光施設を利用した実験も行っています。学生さんは日々の実験を通じてこれらの実験手法に習熟して、表面化学反応に関する知見を習得してゆきます。得られた実験データについての議論や実験手法に関係するテーマの輪読を通じて、スペクトルから微視的な情報を読み取る素養を身に着けます。研究を進めるにあたっては皆さんの好奇心に基づいた能動的な活動を大切にしています。また、これまでに確立された分光手法に精通し、そのうえで既存の手法を超えた新しい分光手法を開拓する能力を身に着けて頂きたいと考えています。

 

  • グループミーティング
    週1回開催。各種の連絡事項や打合せの後、スタッフ、あるいは学生の一人がグループメンバーの前でプレゼンテーションを行います。
  • 個別研究相談
    スタッフとの研究相談は随時していますが、週に一度定期的に相談する機会を設けています。
  • 輪読 
    特に4年生や修士課程の1年生を中心として、英文の教科書やレビューを精読し、その内容の理解と共に科学英語についても学びます。

経済的な支援

博士課程の学生は、京都大学科学技術イノベーション創出フェローシップ,京都大学大学院教育支援機構プログラムによる支援、各種プロジェクトのリサーチアシスタント(RA)などがあります。興味のある方はお気軽にスタッフにメールでコンタクトしてください。


卒業後の進路

企業

富士電機ホールディングス株式会社、三菱総合研究所、三井住友海上火災保険、リクルート、P & W ソリューションズ、 住友化学、(株)アイ・アイ・エム、(財)材料科学技術振興財団、日本航空、シチズン電子株式会社、株式会社クラレ、 みずほフィナンシャルグループ、大阪ガス株式会社、新日鐡住金株式会社、株式会社半導体エネルギー研究所、 NTT研究所、東京エレクトロンテクノロジーソリューションズ株式会社、信越化学工業株式会社、東レリサーチセンター 等


アカデミック

東北大学、九州大学、東京大学、兵庫県立大学 等