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JST-CREST

JST-CREST の「革新的反応」 領域において 東京大学物性研究所の吉信グループとともに提案した課題 「時空間で精密制御した輻射場による表面反応プロセス」 が採択されました。 研究期間:令和2年11月 ~ 令和8年3月

我々の研究室では下記の共同研究者の方々と協力して, 「空間制御輻射場による表面反応プロセス」の構築を目指します。



真空紫外域における輻射場ー物質結合によるポテンシャル変調

基盤研究B 研究期間:令和6年4月より3年間

研究概要: 真空紫外域に共鳴を有する局在プラズモン場と水分子の電子遷移の強結合を実現し、分子内ポテンシャル変調を用いた反応活性制御を目指す。






共鳴核反応法と界面敏感分光法による
二酸化チタン表面の水素拡散ダイナミクスの解明

若手研究  研究期間:令和3年4月より5年間

研究概要:二酸化チタンは光触媒のモデル物質として知られ,構造異性体間で触媒活性が異なるが,その起源は未だに 明らかになっていない.触媒反応の活性は,表面に吸着した原子・分子の拡散や脱離といっ た素過程と密接に関連しており,特に水分子の分解反応においては,プロトン移動が電子移 動と協奏的に起こるプロトン共役電子移動が重要であることがわかっている.一方で,吸着 種が誘起する電子状態は構造異性体間で空間的な局在度が大きく異なることが知られている が,プロトン移動との関係は明らかとなっていない.そこで本研究では,超高真空下でよく 制御された二酸化チタン表面を対象とし,高い時間分解能をもち,界面を選択的に測定可能 な振動分光と申請者が経験を有する核反応を利用した水素の検出を通じて,プロトン移動と ポーラロンの関係を明らかにする.